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街路空間のようにフレキシブルに変えれる中庭のある家
外部空間を都市住宅に取り込んでいければ,魅力的な家となる.
中庭はその街路の延長のようなもので,そのスペースを街と共有できればさらに魅力的な家となる.ただプライバシーの確保も時には必要である.
そこで,装置としては大きな回転扉や格子戸を用いて,開け閉めすることにより中庭の性格を変える事ができないかと考えた.
中庭は内と外との間の、縁側的な中間領域である.
狭小住宅の約30坪ほどと限られた敷地ではあるが,フレキシブルに空間の性格を変えることで家に広がり感が出来た.
中庭を設けることで開放的で開かれる可能性を持った中庭のある家となった.
日中は扉を開け放すと中庭は街路スペースへと変る.
家の中心である中庭に風と光が入り込み,白い背壁がこの家の背景となる.