中庭のある家

魅力ある中庭や外部空間に興味があり、中庭のある家を写真や間取りで紹介しています。

中庭のある家づくり|ブログ

中庭のある家に興味があります。中庭は内と外の接点でもある魅力的で曖昧な場所。 開かれた中庭のある家づくりを目指しています。

光と影のおりなす平屋空間.その3


光が差し込むホール


平屋の大屋根を支えているのは,松の古材の梁.


大きな梁が大屋根を支え,屋根から雨水が水盤に流れこむ.


水盤に反射された光りは,ホールの土壁と天井の大きな古材にあたり光はゆっくりとうごいて行く.


中庭での光の変化とはまた違い,ゆっくりとした時が流れていくような感覚です.


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木の本の家


杉の大屋根の室内


大屋根を支えているのは,既存の梁の上に載せられた松の合わせ梁です.
土壁の上に架けられた合わせ梁が突き出でて,その上に杉の野地板がのる感じです.


杉の大屋根,壁の土壁,床の松の古材の自然素材,木の香る大屋根と小さな中庭のある家に生まれ変わりました.
夕暮れ時には,土壁と大屋根の間から光があふれ,杉の大屋根が浮かび上がります.


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今日は地鎮祭 !!


地鎮祭の風景


偶然にも,私が生まれ育った場所が一望できる丘での設計依頼があり,

今日はようやくその地鎮祭です.

四日市には三歳まで居ましたが,その頃の記憶はとても鮮明に残ってます.

久しぶりに訪れたこの生誕の地で,家が創れるなんてとてもとても感激です.


開放的な大きな開口部を作ってほしいと,わざわざ遠方からの依頼でしたが,

この丘から長閑な風景が望める家ができればと思います.


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ケヤキ坂|川西の家


テラスに面した大開口


街の外れのこの敷地は緑豊かなロケーションとは裏腹に,
通りは車が多いため,アプローチには緩衝帯となる静かな中庭が必要でした.


一階の広間は開放的で,二階のデッキテラスは杉板の壁に囲われてさらに開放感があります.
中庭を脇に見ながら小さな坪庭は下階に光を落とし,この大開口の軒下は露天風呂もあるスペースです.


緑豊かな風景を満喫する事が出来る中庭のある家となりました.


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街に開かれる


街に開かれる中庭


街に開かれるプライベートな空間.
プライベートなスペースとイベント・ギャラリーとして開かれるスペース.


白い壁はその異なる性質のスペースを分けています.
中庭は時として水盤ともなる.


さらに街路に面した引き扉の開閉によって,この境界を自由に調整できて空間の変化が楽しめます.
そんな魅力的な中庭のある家の提案です.


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通り庭となる中庭


通り庭となる狭小住宅


通りに面した大きな扉をくぐると,通り庭となる中庭.
大きな扉は開放すると街路へとつながり,扉を開閉することでこの外部スペースをコントロールできます.


白い壁に日差しや影を落し,光を反射し照り返しすることで,
しのぎを削って作ったわずかな隙間の空間はとても豊です.


アプローチでもある中庭は、この狭小住宅にとって中心的でとても魅力的な空間です.


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 外院の家


屋上庭園に水盤のある家


南側は大阪平野が一望でき、西側には竹林が見える眺望のよい角地.


擁壁を兼ねた5mのコンクリートの壁は角地に沿ってゆるやかに湾曲し,
建物の間にアプローチとなる落ち着いた中庭と街路空間ができる.


緩やかな階段室からガラス越しに見える竹林,エントランスから外部階段を上った落ち着いた中庭,
リビング,ダイニングの大開口部からの眺望,雨水の水盤とデッキの屋上庭園.

これらがこの家の大きな魅力です.

 風が通り抜ける空間


風が通り抜ける空間


夕暮れ時のほんの数分の間,内と外との明るさが同じになる時間帯があります.

そのわずかな間は外部と室内の境界が無くなり,空気感と気配が融合し,何とも言えないような内外が一体感となる瞬間がとても好きです.


その瞬間を共有出来る様にと,いつも中庭に対しては出来るだけ大きな開口部を設けて開放出来る様に心掛けています.

その中庭はフレキシブルに開かれたときこそ空間が活きてくると思います.

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