中庭のある家

魅力ある中庭や外部空間に興味があり、中庭のある家を写真や間取りで紹介しています。

中庭のある家づくり|ブログ

中庭のある家に興味があります。中庭は内と外の接点でもある魅力的で曖昧な場所。 開かれた中庭のある家づくりを目指しています。

☆ 中庭の空中庭園から諏訪湖畔が一望〜!

水盤に映る白い雲と空
☆ 中庭の空中庭園から諏訪湖畔が一望〜!


諏訪湖畔の家

諏訪湖畔が一望できる高台に位置する絶妙のロケーションです。

じつはこの土地は、長らく放置されていました。
道路から敷地が五メートル下がってて、アプローチが困難な土地でした。
そこで、道路からブリッジで橋渡しをして三階の屋上庭園に出て、
そこが諏訪湖を一望できる展望台のようなエントランスとしました。

そのおかげで、
そこは諏訪湖が一望できる素晴らしい空中庭園が生まれた、エントランスとなりました。

その屋上庭園には、デッキと水盤とゲストルームがあります。
そして、2階が個室で、そして一階がアトリエでリビング・ダイニングを兼ねています。

オーナーはグフィックデザイナーがお仕事で、そのアトリエを兼ねた魅力的な諏訪湖畔の家です。
この家を建てるきっかけは、都内でお仕事をされていましたが、地元の諏訪に戻って同じ仕事を続けながら、
SOHOとして活動をし続ける場所をとの事で依頼がありました。

私の事務所に興味を持っていただいたことは、四日市の家が特に気に入っていただいて、
その抜けるような開放感が決めてだったそうです。
爽やかな風が通り抜ける家のような、また外観が杉板のボックスのようなシンプルさもお気に入りだったそうでした。

そして、
夏には、何とこのデッキの正面に、大花火大会が見ることができます。

☆ 魅力ある中庭のある家づくりへのポイント|その2

和室からみた中庭

リビングの一角にある和室は、フレキシブルな引き込み扉で簡単に和室に模様替えできる。

 

 

☆ 02- フレキシブルな間取り、そして中庭はも一つの外の部屋

 

家づくりでは、空間の変化や驚きが楽しめるようなフレキシブルな間取りを心がけています。ときには大きな扉や建具を開閉することによって、その場所の性質を変化させることができればいいですね。


間取りは、将来の家族の変化にフレキシブルに対応させ、そして可変性を持たせておくことは大切だと思いませんか。そうでなければその都度、その変化に対して不要に住まいの改装が必要になることになり、無駄な費用があとからかかってしまいます。

 

 

このとき可動間仕切りや可動家具が大きな役割を果たし、さまざまな表情が出るような空間的に開かれる家づくりとなります。移動可能な可動式の家具で部屋を仕切る。引き戸を使うことで空間をつなげたり閉じたり、また光や風をコントロールするフレキシブルな可動の扉。内と外ととがつながり、自然な空気の流れができます。扉の存在を消して壁に収める、空間の連続性と動線の抜ける方向を調整するには、戸の存在が気にならない引き戸が快適ですね。

 

 

中庭はフレキシブルに開かれるとき、空間が生き生きとしてきます。扉の開け閉めで開放的な中庭となる、空間の性格を変えることができます。内と外とは大きな木製の回転扉でつながり、大開口を開け閉めする事により空間の変化が楽しめます。そして、中庭の性格を自由にフレキシブルに変えることができます。

 

 

 

☆ 魅力ある中庭のある家づくりへのポイント|その1

BREATHの中庭
内と外とが繋がり開放的になる。

☆ 01- 魅力ある中庭のある家づくりにするには

いきなり玄関から家に入るよりも門のような場所を通り抜け、ほっとする中庭のような外部との中間領域や、緩衝帯があればいいと思いませんか。 たとえば、さまざまなスクリーンの配置、格子のやわらかな境界を設けてゆるやかに開くことで、この外部スペースが生きてきます。このような境界をうまくデザインに取り込むことで魅力的、理想的な家づくりへと夢が広がります。

中庭の空間は、太陽の光と影の演出も面白いです。 光はまるで日時計のようにゆっくりと影を刻み、その日差しは白い壁を照らしさまざまな表情をあたえてくれます。そして水盤を設けてみれば、陽の光の照り返しを室内に取り込み『ゆらぎ』を壁や天井に演出させることもできます。ゆっくりとした時のうつろいや、うごめきが表れ、まるで時間が止まったような、心地よいやすらぎ感さえ持たらしてくれます。こんな自然の効果を使わない手はないと思いませんか。

そして、中庭のある家づくりの最も大切なポイントは、中庭からの光や風だけでなく、空気感や気配を感じれる、また時や空間を感じ楽しめるようなことも可能なことです。

とくに家の中に外部空間を取込むことで、内と外とがつながるもう一つの外の部屋と考えることができます。 この中庭と室内とは、大きな開口部で全面開放させることでその外部空間と一体化でき、内と外との境界が無くなり室内の空間の広がりや空気感が生まれ、そしてその気配さえも感じられる家となります。

外部のスペースを住まいの中に取り込むことは、住空間にも爽やかな風や光が取り込むことができ、中庭は室内と一体的に使うことができ、家に奥行きや広がり感をもたらせてくれることになります。

中庭のある家づくりは、プライバシーだけではなく、明るく快適な家、光の移ろいやその開放感を感じれる家、風通しよく四季を楽しめれる家、そして、防犯面やセキュリティーも良くなり安心安全でもあります。

うまく創れば、風やプライバシーさえも自由にコントロールができる魅力的な家づくりとなります。

☆ 空中庭園がこの家のエントランス〜!

諏訪の家

☆ 空中庭園がこの家のエントランス〜!
SOHO、諏訪の家。

ここは斜面地のためアプローチが難しく、
長らく放置されていた場所でした。

長らく眠っていた土地を何とか蘇らせ、
資産価値もアップさせればと。

そこで、
少し視点を変えてみて、
屋上へ直接繋げることで、
この問題を解決できるのではないか。

そして、
ブリッジで道路と屋上を繋げることで、
傾斜地を活した屋上庭園がうまれ、
さらに壁で三方を囲うことで、
落ち着いた中庭空間もできました。

そのおかげで、
諏訪湖畔が一望できる中庭には、
魅力的な水盤とデッキを設け、
空中庭園のある家となりました。

☆ 気配が感じられる家づくり

グリ石の床材の仕上げの中庭


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・気配が感じられる家づくり
間取りについては、ある微妙な緊張感を持たせながらの配置や、
工夫しながらのプランニングが必要です。

中庭は外部との緩衝帯でもあり、いきなり玄関に入るよりも門のような境界を通り抜け、
ほっとするような場所があれば魅力的な家づくりとなります。

この境界をたくみにデザインし、さまざまなスクリーンなどを配置、
格子などでやわらかな境界を設けて開かれることでこの外部スペースが生きてきます。

魅力的となった中庭とリビング・ダイニングとは、
大きな開口部で全面開放させてその外部空間と一体化させることがポイントです。

内と外との境界が無くなる何んともいえないような空間の広がりや空気感が生まれ、
気配の感じられる家づくりを目指しております。


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☆ 開放的で気配が感じられる中庭

中庭から見るリビング・ダイニング
8mの大開口で、庭と開放的につながるリビング・ダイニング。

開放的に中庭とつながる
シンプルで抽象的な内と外とのつながり。

リビングから見るダイニング
穏やかな光がリビング・ダイニングにふりそそぎます。

開かれた中庭
不整形な三角形の中庭ですが、その奥にも小さな三角形の庭がつながります。

通りから見るファサード
通りから見る、魅力的なファサード


不整形な土地で間取りを作るのは難しいですが、
今回はうまく調和が保てた家づくりが出来ました。

二つの道路に挟まれた台形の敷地の計画ですが、
間取りは矩形で正方形のプランです。

その外部スペースは、大小二つがつながった三角形の中庭を設け、
魅力的で空気感や気配の感じられる内と外とのつながりができました。


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☆ 風と光を通すリノベーション

中庭の見おろし
減築して光と風を通す外部スペースで、三階から二階の見おろしです。
床はテラコッタで、一階へ光を落とすトップライトも設けました。


工事中
三階の増築部分の木造の構造材です。


風と光を通すため装置としての中庭を作るために、密集した地域の小さな家を減築し、
居住空間を改善するために、風穴を空けるような狭小住宅のリノベーションです。


4月は毎日のように雨が降りましたが、5月に入りようやく本格的に工事が始まりました。


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☆ プライバシーを守る家づくり

夕暮れ時の中庭と水盤


エントランス


この家は多くの友人が集まるので,
中庭とリビングダイニングが開放的で一体化できるような間取りです.


エントランスからは水盤が見通せ,その魅力的で開放的な外部空間にアプローチでき,
また,キッチンへはガレージから直接最短距離でアクセスできる機能的な家です.


夕暮れ時は,内と外との境界が感じられなくなり,
プライバシーが保たれたこの家にとって最も魅力的な時間となります.


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☆ ゆるやかに開かれた中庭のある家

杉の格子の外観


庭の見おろし


この家は通りにたいして、

中庭がゆるやかに開かれていいることが特徴的です。

ただ閉じるだけではなく、

外部とは柔かな境界である杉の格子で気配が感じられます。


外壁も全面杉板で覆われているこの家には、

柔らかな日差しが室内に差し込んできます。

この杉の格子とともに自然素材と共生するような中庭のある家です。



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☆ 築100年の能勢の旧家

旧家の吹き抜
離れは古材となった大きな梁を見せる快適で和モダンの空間へとリノベーション.お母屋との間の中庭も魅力的な空間へと変身させていきます.


能勢の旧家の外観
敷地は約500坪ほどで,北側はゆるやかな傾斜となっていいて,母屋と離れの間に中庭があります.また母屋の脇には樹齢が約100年のヒバの大木が立っています.


大正時代に建てられた能勢の旧家で,
お母屋は築70年,離れが築100年と古い建物で,
今回はその離れの倉庫にあたる部分のスペースと外部スペースを
快適にリノベーションする計画です.


お母屋と離れの間に中庭があります.
この中間領域がとてもいい空間で,この旧家にとって母屋と土間つづきとなる重要な部分です.
この外部空間を多目的スペースへと,また旧家を魅力的なスペースへと変身させていく予定です.


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